2013年09月17日
旧外海町の「大野教会堂」と「出津教会堂」
「神浦散歩未知2013」と「神浦くんち」に行ったついでに旧外海町にある3ヶ所の教会と「枯松神社」に行ってきました・・・本当は1回の記事で全部書く予定だったのですがちょっと写真が多くなったので2度に分けます^^;

まずは大野教会です
「神浦散歩未知」で立ち寄った「霧氷酒造」の前の道をず〜っと上がっていくのですが「この道で大丈夫かな」と思うくらい狭い山道が続きます

だから突然集落が現れるとホッとするかもしれませんね・・・琴海町や西海町に抜ける道がこの上を通っているので私は4〜5年前に通ったことはありますが大野教会に寄るのは初めてです

集落の奥の方からちょっと左手に上がった場所にあるのが「大野教会」ですがちょっと見た感じは教会には見えませんね

正式には「大野教会堂」というみたいです・・・「ド・ロさまそうめん」にその名を残す「ド・ロ神父」が明治26年に建てた巡回教会で2008年に国の重要文化財に指定されています

文化庁の「文化遺産オンライン」では
大野教会堂は、大浦天主堂から外海地区の主任司祭として赴任したマルク・マリ・ド・ロ神父が、明治26年に建設した巡回教会である。教会堂は、会堂部と司祭室部からなり、会堂部の周囲に、割石を漆喰で固めた「ド・ロ壁」と呼ばれる壁体を築き、小屋は木造キングポストトラスとする。
大野教会堂は、数少ない巡回教会の遺構例であり、巡回教会の規模、会堂構成を知るうえで高い歴史的価値が認められる。 また、「ド・ロ壁」、キングポストトラスなど、ド・ロ神父の建築技法が典型的に示されており、重要である。
と紹介されています

これが地元の石を使って作られた「ド・ロ壁」でしょうね

教会のシンボルである十字架もささやかです^^;

現在は年に1度秋のみにミサが行われる時以外は扉も閉められていますが入口のガラス戸の1枚が透明なので中の様子を見ることが出来るようになっていました・・・教会の内部の写真は多分初めて載せるのじゃないかな?

教会堂に比べると横にあるマリア像がやけに新しく見えましたがこちらは教会設立100周年記念として出津教会の信徒によって建てられたみたいです・・・そういえば今年で120周年なんですね

次は同じく「ド・ロ神父」が建てた「出津教会」ですが、こちらは国道沿いにある立派な建物ですから目にした方も多いでしょう

この説明板には書かれていませんがこの教会も2011年に「国指定重要文化財」になっています


やはり文化庁の「文化遺産オンライン」での説明を紹介すると
「出津教会堂は、長崎市北西部の西彼杵半島の西岸に所在する。現在の教会堂は、フランス人宣教師マルク・マリー・ド・ロ、通称ド・ロ神父によって建設されたもので、明治15年に献堂式が行われ、正面および背面の増築を経て明治42年に現在の姿となった。
尾根上を造成した敷地に建ち、桁行36.3m、梁間10.9m、正面中央に鐘楼、背面中央に小塔を立て、側面に日常の出入口を開く。内部は三廊式の平面で、陽光を背にする南東の身廊側に祭壇を置く。列柱と採光の組合せにより、祭壇への指向性を強調する空間構成は約30年におよぶ建設工事におけるド・ロ神父の一貫した設計思想を示している。
出津教会堂は明治前期に建設された希少な初期教会堂の一つで、後世の増築も、同一の設計者によって均整を保った拡充が図られており、高い価値が認められる。」
とあります

敷地内に「ド・ロ神父」の胸像がありました


ちなみにこの出津教会も大野教会も神浦神社同様に「エコミュゼ外海」になっています
さらには今回は世界遺産登録への推薦には落選しましたが暫定リストの「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にはともに入っています

まずは大野教会です
「神浦散歩未知」で立ち寄った「霧氷酒造」の前の道をず〜っと上がっていくのですが「この道で大丈夫かな」と思うくらい狭い山道が続きます

だから突然集落が現れるとホッとするかもしれませんね・・・琴海町や西海町に抜ける道がこの上を通っているので私は4〜5年前に通ったことはありますが大野教会に寄るのは初めてです

集落の奥の方からちょっと左手に上がった場所にあるのが「大野教会」ですがちょっと見た感じは教会には見えませんね

正式には「大野教会堂」というみたいです・・・「ド・ロさまそうめん」にその名を残す「ド・ロ神父」が明治26年に建てた巡回教会で2008年に国の重要文化財に指定されています

文化庁の「文化遺産オンライン」では
大野教会堂は、大浦天主堂から外海地区の主任司祭として赴任したマルク・マリ・ド・ロ神父が、明治26年に建設した巡回教会である。教会堂は、会堂部と司祭室部からなり、会堂部の周囲に、割石を漆喰で固めた「ド・ロ壁」と呼ばれる壁体を築き、小屋は木造キングポストトラスとする。
大野教会堂は、数少ない巡回教会の遺構例であり、巡回教会の規模、会堂構成を知るうえで高い歴史的価値が認められる。 また、「ド・ロ壁」、キングポストトラスなど、ド・ロ神父の建築技法が典型的に示されており、重要である。
と紹介されています

これが地元の石を使って作られた「ド・ロ壁」でしょうね

教会のシンボルである十字架もささやかです^^;

現在は年に1度秋のみにミサが行われる時以外は扉も閉められていますが入口のガラス戸の1枚が透明なので中の様子を見ることが出来るようになっていました・・・教会の内部の写真は多分初めて載せるのじゃないかな?

教会堂に比べると横にあるマリア像がやけに新しく見えましたがこちらは教会設立100周年記念として出津教会の信徒によって建てられたみたいです・・・そういえば今年で120周年なんですね

次は同じく「ド・ロ神父」が建てた「出津教会」ですが、こちらは国道沿いにある立派な建物ですから目にした方も多いでしょう

この説明板には書かれていませんがこの教会も2011年に「国指定重要文化財」になっています


やはり文化庁の「文化遺産オンライン」での説明を紹介すると
「出津教会堂は、長崎市北西部の西彼杵半島の西岸に所在する。現在の教会堂は、フランス人宣教師マルク・マリー・ド・ロ、通称ド・ロ神父によって建設されたもので、明治15年に献堂式が行われ、正面および背面の増築を経て明治42年に現在の姿となった。
尾根上を造成した敷地に建ち、桁行36.3m、梁間10.9m、正面中央に鐘楼、背面中央に小塔を立て、側面に日常の出入口を開く。内部は三廊式の平面で、陽光を背にする南東の身廊側に祭壇を置く。列柱と採光の組合せにより、祭壇への指向性を強調する空間構成は約30年におよぶ建設工事におけるド・ロ神父の一貫した設計思想を示している。
出津教会堂は明治前期に建設された希少な初期教会堂の一つで、後世の増築も、同一の設計者によって均整を保った拡充が図られており、高い価値が認められる。」
とあります

敷地内に「ド・ロ神父」の胸像がありました


ちなみにこの出津教会も大野教会も神浦神社同様に「エコミュゼ外海」になっています
さらには今回は世界遺産登録への推薦には落選しましたが暫定リストの「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にはともに入っています

