日本語知ったかぶり

2010年04月20日

「雑学王」で「たちまち月」

春の番組改編で「おためしか!」がゴールデンに行った代わりに「雑学王」が深夜に戻ったのですね

そのなかで「たちまち」の語源に関する問題がありましたが答えは当然「立待月」からきた言葉なんですがその解説が・・・

立ったままで待っている間に出るから満月のころが「立待月」で満月のあと2〜3日になると座って待つので「居待ち月」、5〜6日経つと横になって待つから「寝待月」と説明していましたが私が高校時代に古典で習った呼称と変わったのでしょうか?
私が覚えている限りでは旧暦15日が「満月」、次の日が「十六夜(いざよい)」、さらに次の17日が「立待ち」、次の18日が「居待ち」、次の19日が臥待ち(寝待ち)」と教わったような・・・石川英輔さんの「大江戸神仙伝」シリーズでも江戸庶民が月待ちの行事を楽しむ様子が描かれていましたね。

変だなと思ってネットで調べてみるとやはり私の記憶のほうが正しいみたいですね、いったいこのクイズの問題を作る連中は何を根拠にしたんでしょうか?



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2009年08月16日

「鳴かぬ蛍が身を焦がす」は諺かな?

何気なく見ていた「平成教育学院」というクイズ番組のなかで虫のことわざに関する問題が出ていたのですが「鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」という俗謡をことわざとして紹介していました・・・「蝉」と「蛍」を伏字にしていて当てさせる問題だったのですが正解者は一人もいませんでした。

大体この言葉が諺と言えるのでしょうか?以前別のブログに書いたことがあるんですが

「松の葉」という元禄時代に刊行された歌謡集があります。当時の三味線歌謡を集大成したものですがその中の歌

  
声に現われ泣く虫よりも  
          言わで蛍の身をこがす


他に
   恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
                 山家鳥虫歌(山城)

などもありますが池田弥三郎さんによるとこれらの元歌は閑吟集の

 
我が恋は、水に燃え立つ蛍、水に燃え立つ蛍、
         物言わで笑止の蛍  
 

だそうですが、いずれにしろ「言わぬ恋は言う恋に勝る」という考え方がずっと以前からあるんでしょう、「忍ぶ恋」の流れですね

和歌や古歌の一説を「ことわざ」で一括りにするのはどうかと思いますね・・・最近はテレビのクイズ番組等で故事・言い伝え・成語なども全て「ことわざ」にしているものですから「赤子の手をひねる」などもことわざとして出てきますがこれは慣用句であり「ことわざ」とは言いませんよね



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2009年01月15日

日本人テストという番組

クイズ番組の中ではあまり好きじゃない「日本人テスト」という番組を久し振りに見ました・・・中でも好きになれないのが「おばあちゃんの知恵袋」という変なコーナーですね、中には役に立つ知識もあるんでしょうがほとんどが役に立ちませんよね「ごはんで油の汚れを取る」とか「レモン水でりんごの変色を戻す」なんてもったいないこと出来ませんよね、この番組のスタッフは油こし紙を知らないんでしょうか?リンゴの見た目のためにレモンを無駄に使うんでしょうか?

だいたいナレーターの女性の声がいいんですよ、あんな風にしっとりと言われたら説得力がありますね。でも知っておきたい日本語に「六花」なんて言われても何故そんなほとんど使われない言葉を?という気になりますね
越前の波が雪のように舞い散る「波の花」は確かに美しい光景でしょうが「波の花」という言葉自体が美しい言葉なんでしょうか?そもそもこの言葉は「塩」という意味で使うのが一般的じゃないのでしょうか?おそらく番組を作ったスタッフが「塩」というのを指す「波の花」という女房言葉を知らなかったのでしょうね。

また「地団駄を踏む」の説明に大きなふいごである「地踏鞴(じたたら)」を踏む様子「地踏鞴(じたたら)を踏む」からきたと断定していましたが本当なんでしょうか?あくまでもそんな説があるというだけですよね。なぜなら別に「踏鞴(たたら)を踏む」という言葉もあるんですからひとつの動作でふたつの意味をもたせるか疑問です。

天満宮の話もいい加減でしたね「菅原道真が「丑年」だから天満宮には牛がある」見たいな事を言ってましたが『牛に乗って大宰府まで行った』とか『左遷されるのに悲しんで牛が涙した』とかいろんな牛にまつわるエピソードがあるから牛が天満宮の神使いになっているんですよね、それを丑年のひと言で片付けるとは・・・

オリラジの中田さんが「天満宮の梅の印は道真公が梅が好きだったから」との知識を披露していましたが、その説明に「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 という句を残した」と言ってましたがこの歌の後半「主なしとて 春な忘れそ」を知らないんでしょう・・・だからこの歌を元に梅が大宰府までついていったという『飛び梅伝説』から「梅」がシンボルになったというのも考えつかないんでしょうね、大体平安の歌人が俳句を読むと思っているんでしょうか?



ssiimm at 21:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2009年01月07日

今日は人日の節句

高校のときに1回習っただけなのに何故か覚えているのに1月7日が「人日の節句」ということと、この日食べるのは「七種(ななくさ)粥」だということです(^^) 単に七草と書くと「秋の七草」を指しそれに対して「春の七草」は「七種」と呼ぶとか・・・

節句も「上巳の節句」が3月3日、「端午の節句」が5月5日、「七夕の節句」が7月7日、「重陽の節句」が9月9日なのに何故1月だけ1日じゃなくて7日なんだろう?と疑問に思った記憶があります・・・いまだにわかりませんが(^o^) そういえば「重陽の節句」もほとんど聞きませんね別名の「菊の節句」も廃れてしまったみたいです。

 



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2008年12月04日

変な日本語

先ほど子供が見ていた例の「秘密のケンミンSHOW」という番組で聞きなれない言葉をアナウンサーが発していたので注意してみてみると・・・

「大阪の人は知らないものを見ると匂ってみる」ですって・・・これは関西テレビで製作しているということは形容詞の「匂う」を動詞として使うのは大阪の方言なんでしょうか? まさか個人的に使っている言葉を全国放送で使うわけも無いでしょうし・・・字幕も「匂った」と出てましたものね、普通は「匂いを嗅ぐ」でしょう



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2008年10月12日

まつすぐな道でさみしい

今日は10/11と思っていたら10/12でした・・・タイトルが何だかわかる人は最近は少なくなったかな?これは俳句なんです。作った人は種田山頭火・・・最近は名前を聞くこともあまりありませんが大正から昭和初期にかけて放浪を続けながら自由奔放な俳句を作った俳人です。

英訳すると「This straight road, full of loneliness」、これがアメリカでは一番人気がある俳句だと嵐山光三郎さんが書いていましたが、俳句がアメリカでも数百万人のファンがいるというのもこの句の自由さが影響しているのかもしれませんね。

で昨日10/11が山頭火の命日である「一草忌」だったのですが・・・しょうがないから今日10/12は俳句の代名詞「松尾芭蕉」の命日「芭蕉忌」です。

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

この句がよく芭蕉の辞世の句として紹介されていますが本人は死を覚悟して作ったわけじゃないみたいですね、つまり生涯最後の俳句であって「辞世の句」とはいえないみたいです。

芭蕉の句は単純に英訳できないからアメリカでの人気はいまひとつという説もあります。「古池や蛙飛びこむ水のおと」の有名な俳句を英訳しようとすると蛙を単数にするか複数かすかをはじめとして100種類以上の英訳があるとか・・・

 



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2008年09月11日

「日本人テスト」という番組

フジテレビ系の「日本人テスト」というのがありますが、以前も書きましたが学説的には否定的な話でも平気で紹介しているちょっと怪しい番組なんですが・・

今日もへちまの説明で「糸瓜(いとうり)が「とうり」となって「と」の字がいろは歌の「へ」と「ち」の間にあるから「へち間」つまりへちまになったと説明していましたが、そんなこじつけで名前は付けませんよね、他に似たような語源があるというならともかく「へちま」だけ」落語の落とし噺みたいな名前のつき方をするわけないです・・・・昔はそんな説を有力とも考えられていたんですが、現在では不明というのが定説なんです。
他にも10月を神無月というが神が集まる出雲の国では「神有月」と呼ぶなんてのもこの手の番組が平気で流す嘘っぱちですね。

「匂い松茸、味しめじ」と紹介していましたがこの場合の「しめじ」はめったに市場に流通しないくらいの貴重品だということも説明して欲しかったですね、そうでないと普及品のシメジを食べた人は「味シメジ」は嘘だろうと思うでしょうね。

前回ねずみのことを「嫁」と呼ぶと言っていましたが・・・本当なんでしょうか、私の知っている限りではねずみの正月言葉で「嫁が君」と呼ぶ地方があるのは知っていましたが・・・「夜目」から「嫁」は信じられませんね。

まぁ問題を作っている人が知らないのはしょうがないですが、たまには説明に出る学者さんも間違えている場合がありますね・・・1ほめられ〜から始まる「くしゃみ」の話のときに最後を「4風邪を引く」(よん、かぜをひく)と言っていましたがあれは「よかぜをひく」と読まなければ洒落になりませんね。

まぁたしかに役に立つ知識も多いのですが、こんなにいい加減なら本当に信じていいのかわかりませんね。



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