2013年12月03日

「皿山人形浄瑠璃」で「二人三番叟」と「伽羅先代萩」

「波佐見皿山器替えまつり」の途中で午後1時になったので「皿山人形浄瑠璃会館」へ向かいました・・・「皿山人形浄瑠璃」は午後1時半からの上演予定だったのですが昨年は15分くらい前に入ったら大勢のお客さんがいたので今年は少し早く入場することにしたのです

浄瑠璃01
ここが県の無形民俗文化財である「皿山人形浄瑠璃」のために建てられた「皿山人形浄瑠璃会館」です・・・有料の施設にはなっていますが人形浄瑠璃の上演及び練習以外に利用されることはあるのかな?
ここで人形浄瑠璃が演じられるのは元旦の「初舞い」を含めて年に数回しかないみたいです

浄瑠璃01-2
皿山人形浄瑠璃の由来の説明板が設置されていますが280年ほども歴史があるのですね

浄瑠璃01-3
早目に会場に入ったら今年は思ったよりお客さんが少なかったですね、やはり朝からの雨のせいでしょうか・・・

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進行役の方の話によると今回の演目は「二人三番叟」と「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」だそうですが、「来年も来て貰えるように前半だけ」だそうです(^^)

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柝(き)が入り、定式幕が開いていよいよ上演開始です

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最初は「能」から来た演目の「二人三番叟」です

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若い頃には歌舞伎の舞台で「寿三番叟」や「操り三番叟」などを見た記憶はありますが当時はこの手の所作にはほとんど興味が無く真面目に見たことはほとんどありませんでした^^;

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これが楽しめるようになったのはやはり年を取ったせいでしょうか・・・まぁ最近はいろんな浮立や民俗芸能にも足を運んでいるのも一因でしょうね

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続いて太夫と三味線奏者が登場しましたが、前の記事でも書いたように地元の太夫が出演できなくなったので「竹本鳴子太夫」が三味線と浄瑠璃のダブルを演じるそうです(゜o゜)

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幕が開き最初は子供二人だったところに「乳母・政岡」の登場です・・・歌舞伎では立女形(たておやま)」が演じる役ですね
私は6代目中村歌右衛門丈の「政岡」を何度か見たことがあります

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「武士というのは腹が減ってもひもじうない」というおなじみの科白を聞くのも何十年ぶりでしょうか・・・

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この息子の言葉を政岡が褒めると若君の「おれのほうが強い」・・・健気な科白が泣かせます

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高価な茶道具を使ってご飯を炊く有名なシーンも人形でこんなに上手に演じるんですね(゜o゜)

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二人の子供の健気さに涙する政岡の場面で幕・・・

来年は後半を演じるという話でしたが、この竹の間の続きで千松が若殿の身代りになる場面なのか「床下」の場面なのかが気になりますね
私としては悲しい場面より荒獅子男之助と実悪の仁木弾正の対決を見たいのですが・・・こりゃ来年も見に来なくちゃいけません(^^)

皿山の人形浄瑠璃は毎年8月21日とこの12月第1日曜日にこの浄瑠璃会館で行われますが、もうひとつの県の無形民俗文化財である「千綿人形浄瑠璃」はどうなっているのでしょうか?
人形などは「道の駅 彼杵の庄」に隣接する歴史民俗資料館で見ることができるみたいですが人形浄瑠璃の公演は行われていないのかな?


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