2009年06月02日
長崎厚生年金会館の閉鎖
2010年(平成22年)9月末までに全施設の廃止・民間への売却が予定されているという全国の厚生年金会館ですが、長崎厚生年金会館も今年の8月末で閉鎖されるんですね。その後どうなるのかと思っていたら私の義母もお世話になっていた「新里グループ」が11億円以上出して買い取ることが決まったとか・・・
年金保険改革の一環で8月末に閉館する長崎市茂里町の長崎厚生年金会館(ウェルシティ長崎)が、同市で医療や福祉関連の施設を運営する「医療法人社団健昌会・新里グループ」に売却されることになった。来年夏ごろ、人工透析や介護療養病床などを備える施設として開業する見通し。
同会館は地上6階建てで延べ床面積は約1万300平方メートル。所有する独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」が3月に一般競争入札にかけ、同グループが11億2500万円で落札した。
同グループによると、新施設の人工透析病床は約80床で県内最大規模になる見通し。このほか内科外来や通所介護施設、有料老人ホームなどの機能も備える予定で「医療と介護、福祉の機能を併せ持つ、過去にあまり例のない施設になる」としている。
原爆病院の隣に介護施設を作るのですから利用者は便利になるのかもしれませんね、出来ることならば原爆病院で治療が終わった患者さんのリハビリを行う施設を作ってくれるとありがたいのですが・・・現在の病院は治療が済んだ患者さんは出来るだけ早く退院させてリハビリは専門の施設で行わせる方針ですが、私の知人のお年寄りも原爆病院で足の骨折の治療をした後はリハビリに遠くの病院を紹介されたのですが結局行くことができずに自宅療養を続けているくらいですもの(-_-;)
でも厚生年金会館が閉鎖されるのも寂しいもんですね、20年くらい前には長崎市で一番広い披露宴会場を持っていたせいもあり結婚式とかは人気だったのですが・・・私も結婚式や立食パーティーで何度か訪れたことがあります。
ただ当時から結婚式にしろ宿泊にしろ営業活動はあまりしなかったみたいでしたね、それほど儲けなくてもいいという考えがあったのでしょうがこんな殿様商売的な経営だから全国にある施設の一斉閉鎖と言う事態になったのでしょう。
この記事へのコメント
政府が進めた事業を政府自ら廃止して路頭に迷う従業員もかわいそうです。全国一斉廃止があまり公にならないよう慎重に進めていることのしたたかさにも憤りを感じます。 マスコミが取り上げないのはなぜ?
> 政府が進めた事業を政府自ら廃止して路頭に迷う従業員もかわいそうです。
昨日で閉まってしまいましたね、確かに従業員の人たちの行く末が一番の心配です・・・これもマスコミはあまり取り上げませんね。