2007年05月15日
ねずみ島
正しい休日を過ごしている心づくしです。
私が子供の頃ねずみ島という島がありました。今では埋め立てられ陸続きになってしまっているんですが、昭和40年代までは「長崎游泳協会」というところが運営する「夏休み水泳教室」が開催されていました。
40才以上の長崎人の半分くらいはここの水泳教室に通ったことがあるんじゃないでしょうか。小学校で参加者を募りひと夏の会費を前払いすると、会員権代わりの木札を貰いました。木札を首から下げ、下げ紐には5円玉を何枚も通しておくのが仲間内では一般的なスタイルでした。何故5円玉か?当時はバスも電車も小学生料金は5円、島で買い喰いするのも5円か10円のおでんやアイスキャンデー・・・5円玉が活躍してたんです。
バスで大波止まで行って船に乗り換えるんですが(たしか「第X鶴丸」とかいう名前の船でしたね)溢れんばかりに子供たちを乗せて運航してたんですが、現在だったら違反でしょう。
ネズミ島は島全体が海水浴場で一般の人も当然来ていましたから、水泳教室の会員は帽子をかぶってそれとわかるようになっていたんです。しかし私と友人たちは厳しい教室のところでは泳がず一般のところで遊んでいました。だからいつまでたっても最下級の「丙」(だっけな?白帽子に赤線が3cmくらいの印)のままでした。
長崎造船所が香焼に100万トンドッグを作ったので潮の流れが変わり長崎港内のゴミがねずみ島に集まるようになったので閉鎖したとの噂が当時流れたんですが、どうなんでしょうね。現在は水泳教室は長崎市民プールに場所を変えて行なわれていますが「小堀流泳法」は継続されているみたいですね(^^)